”未来の食べ物”ミドリムシを知ろう!
こんにちは。カボニュ―スタジオの二宮です。
前回のシードペーパ―の記事が好評いただいており、とっても嬉しいです!
知らなかった!というお声が多く、紹介させていただいた甲斐がありました♪
最近は寒くなったり温かくなったり、寒暖差が激しい日が続いていますね。
家の近くの植え込みも色づいて、すでに葉も落ちてきています。
寒い日は温かい飲み物を飲んで、体の芯からほっとする瞬間がとっても幸せです。
さて、今回は温かいお茶のお供にもなる?!ミドリムシクッキーをご紹介します!
「ムシ」だけど「虫」じゃない。
「ミドリムシ」と聞くと「虫」と間違えて少し萎縮してしまいますが、その正体は「藻」です。ワカメや昆布と同じ藻の仲間になります。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸など、59種類もの豊富な栄養素が含まれていることから、近年は健康食品としても注目されています。
実は「ミドリムシ」は【和名】で、【学名】は「ユーグレナ」というかっこいい名前がついています。でも、「ミドリムシ」の方がインパクトがあって記憶に残りやすいですよね。笑
きっと日本人は「ミドリムシ」で認識している方が多いのではないでしょうか。
ミドリムシクッキーとの出会い
私が中学生のころ、生物の先生がミドリムシクッキーを買ってきてくれて、みんなで食べた思い出があります。
当時も藻の仲間と教えていただいたはずなのですが、すっかり記憶から抜け落ちて、今回この記事を書くまで虫のような何かだとずっと思っていました。お恥ずかしい限りです。
確か一人1枚ではなく、半分に割ったものをちまちまと食べたので、正直味の印象は残っていません。
でも、残っていないということはそれだけ普通の、甘くておいしいクッキーだったのではないかなと思います。
ミドリムシクッキーを探す旅
当時食べたミドリムシクッキーをどうしてももう一度食べてみたくなり、中学の頃の生物の先生であり、担任でもあったS先生にどこで購入したものなのか、連絡をとってみました。
「株式会社ユーグレナ」というキーワードをもとに、早速調べてみました!
2005年に創業し、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)とともに栄養不足や気候変動、食糧危機など様々な社会課題に向き合い、ユーグレナの研究に力を入れています。
ユーグレナ・オンラインショップを覗いてみると、ジュースや化粧品までユーグレナ商品が盛りだくさんです!
化粧品はベストコスメ賞にも輝いているようです。
わくわくする商品の並びに、危うくミドリムシクッキーのことを忘れかけました。笑
さて、気を取り直してミドリムシクッキーを探してみたのですが、先生のおっしゃる通り、確かにオンラインショップでは取り扱いがなさそうです。
どこかに無いものかと調べてみたところ、日本科学未来館のミュージアムショップでミドリムシクッキーを発見しました!
しかもこのミドリムシクッキーの製造元は、あの「株式会社ユーグレナ」のようです。やはり繋がりがありました♪
中学卒業からXX年経過しておりますが、ミドリムシクッキーは現役でいらっしゃったので、やはり根強い人気があるのでしょうか。
オンラインショップでは550円(税込み)で購入できるので、早速購入してみました。
実食!「ミドリムシクッキー」のお味は?
日本科学未来館のミュージアムショップで注文後、3~4営業日ほどで到着しました。
外箱に大きくミドリムシがいて、かわいいですね~
パッケージにもたっぷりミドリムシの情報が記載されていて、勉強になります!
封を開けた瞬間、バターのいい香りが!
お味は……
甘いバタークッキーです!笑
1センチほどの厚みがあり、1枚でも満足感があります。
クッキー1枚にミドリムシが2億匹が含まれ、1箱(5枚)で約1gのミドリムシを摂取することができるそうなのですが、「藻」の風味は全く感じませんでした!
これなら小さなお子様のおやつに出しても、おいしく食べてくれそうです♪
蓋を閉じようとしたら、なんとこんな小さなスペースにもミドリムシ情報がありました。
【学名】ユーグレナは、ラテン語で「美しい眼」と呼ばれているのだそうです。知らなかったです!
【和名】ミドリムシの印象が、だいぶ変わりました。
ミドリムシの栄養素について
株式会社ユーグレナ公式HPによると、ミドリムシ1gあたりに含まれる栄養素を他の食品に例えるとこれだけあります。
こんなにたくさんの食品を食べるのは大変なので、ミドリムシの栄養素の高さと、手軽さがよくわかりますね。
サステナビリティなミドリムシ
ミドリムシの光合成能力は高く、酸素をつくるので地球温暖化問題にも有望と期待されています。
また、「株式会社ユーグレナ」では、バイオ燃料における研究が日夜行われており、次世代燃料としても期待されているんです。
・健康寿命の実現
・化石燃料からの脱却
などなど、とってもサステナブルなミドリムシ。
身近なスーパーマーケットに関連食品が並ぶ日も、そう遠くないかもしれないですね。