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衣料染色のプロとして、私たちにできることは?艶金が取り組む環境へのアクション #1

written by  株式会社艶金

こんにちは、retricot-リトリコ-です。
retricot-リトリコ-とは、株式会社艶金のアップサイクルブランドです。

私たちは、ファッション衣料の生地を染色し、風合いを整える「染色整理加工」を行う会社です。
近年、アパレル業界における環境汚染や製造にかかるエネルギー使用量が問題視されていますが、なかでも“ 染色工程” がCO2排出量の多くを占めていると言われています。
染色の仕事をする私たちだからこそ、省エネルギータイプの染色機やバイオマスボイラーの導入などをして、環境への取り組みに力を入れています。

当社は、化学繊維の染色整理を目的に愛知県一宮市で1956年に設立。
1971年には大量の水を使用する染色整理業の将来を見越して、豊富な地下水がある岐阜県大垣市に現在の工場が開業されました。

実は2019年までは、「艶金化学繊維株式会社」という社名でしたが、私たちの環境に対する想いを表現するために、石油から作られている化学繊維という名前を外し、現在の社名である「株式会社 艶金」に変更しました。
SDGsの活動が広がる今、私たちは脱炭素経営を軸に、環境に優しい染色整理工場を目指しています。

株式会社艶金の仕事内容

最初に私たちの仕事内容について紹介します。主に4つあります。

1つめに生地の染色整理加工
染色整理加工とは、その生地に色を付けたり、機能性をつけたりすることを言います。

2つめに生地の企画・販売
最終の洋服をイメージして、生地の設計を考え、どんな糸を使って、どのぐらいの厚さの生地をどんな風合にするのかなどを考えます。
そして出来上がった生地を自社で染色整理加工して、アパレルなどのお客様に販売します。

3つめにロボットスーツ製造販売。
ロボットスーツは、塗料ミスト等から産業用(主に自動車の塗装)ロボットを守り、ロボットのトラブル軽減、清掃時間の短縮などのメンテナンス負荷を軽減します。また、製品への作動油やミストなどの付着防止にもなり、品質向上、メンテナンス改善にも役立ちます。

4つめに自社製品の企画製造販売です。
艶金には自社ブランドが2つあります。
現在自社製品として、着心地の良さとサスティナビリティをコンセプトとした衣料品ブランド『retricot(リトリコ)』と、食べ物や植物を加工したあとに出る、のこりで染めた「のこり染」という染色技術を使った生活雑貨ブランド『KURAKIN(クラキン)』という2つのブランドを展開しています。


私たちの仕事は大量のエネルギーを使い、CO2排出量も非常に多いエネルギー多消費型の産業です。
艶金で行っている染色整理は、地球環境に悪影響を与えているといっても過言ではありません。

この現状を少しでも変えていきたいという想いで様々な取り組みを進めています。
そこで持続可能な社会を実現するために、次の記事から取り組んでいることについて紹介していきます。


この記事は寄稿記事です。
カボニュー寄稿記事に関するガイドラインに基づき執筆されました。


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