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高3が子ども食堂開催で感じたフードドライブの意義!【アースデイ東京ユース連載 #4】

前回の振り返り

皆さんこんにちは!
アースデイ東京ユース代表の辻田創(つじたそう)です!

もうすっかり紅葉シーズンになりましたね、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
秋と言えば、「食欲の秋」ということで、今回も「食」についてのアクション「フードドライブ」などに取り組む高校生、大学生の活動を連載していきます!

前回の記事では、高校2年生のたくと 君が開催した、食品ロスを活用した料理イベントを取り上げました!ピザやホイル焼き、まじで美味しそうでしたよね…。(前回の記事はこちら

今回は、高校生ボランティア団体リレートが、地域の団体や大人の方と協力して、小学生向けの子ども食堂を初めて開催した模様をお届けします!

初めての子ども食堂を開催!:高校生団体リレート

「余った食品を実際に活用して、困っている人たちに直接料理を届けることで、 フードドライブの支援がどのようにつな がっているのかがわかるんじゃないかと思いました。」
 
そう話してくれたのは、今回ご紹介する高校生ボランティア団体リレートで活動する冨永君と金光君。
 
普段は地域の清掃活動や子ども向けのイベントを開催しているリレート。
 子ども食堂を開催しようと思った理由は、フードドライブの寄付先の現場が想像できず、実際に見てみたかったからだそう。
 
リレートは人と人とのつながり”relate”を作ることが活動の目的で、子ども食堂がそれを実現する機会であったことも、理由のひとつのようです。

食を大切にした子ども食堂にするべく、フードバンクから廃棄されるはずだった食品を活用。

この日、筑紫フードバンクから送っていただいたのは、なんと大量のちゃんぽんスープの素!
写真にある通り、めちゃめちゃいただきましたね!笑

いただいたちゃんぽんスープの素

購入したお野菜を使って、体も心も温まるちゃんぽんスープを一生懸命作ります。

ちゃんぽんスープにかぼちゃの煮つけ、ご飯と地域の方にいただいた和菓子を並べて、完成! 美味しそう!!

開催後、今回の子ども食堂で課題に感じたところを冨永君に聞いてみました。

「今回の参加予想人数は80名ほどと期待していました が、実際は運営が20名 、参加者が小学生と保護者を合わせて30名だったので 、お米一升やちゃんぽんスープを余らせてしまったことが課題です。」

今回は、余ったものは運営メンバーで持って帰ったため、 食品ロスは出なかったそうですが、 解決に向けては、開催回数を重ねて慣れていって、応募性にしたり、多めに作りすぎないことを意識したりしていくのがいいのでは と、地域の方がおっしゃっていたそう 。

ロスを出さないための取り組みを考えるのはこれから先も課題となりそうですが、今回は皆さんで持ち帰ったことで、 食品ロスが出なかったことは素晴らしいですね!

続いて金光君に、子ども食堂など、 誰もが交流できる居場所についてどう考えるかを聞いてみました。

「小学生の所属できるコミュニティは学校と家の2つしかありません。その両方のコミュニティが楽しくない、安心できない子ども たちにとっては、楽しく快適に過ごせて、安心できる居場所が大切です 。
今の世の中は人とのつながりが少なくなっていっているものの 、相手を尊重し思いやることは必要だと思っています 。僕はリレートでの活動を通して、相手を思いやることの大切さを学んできましたが、それは自分が尊重してもらえる環境に身を置いてきたからだと思います。そんな環境が家だけでなく地域にあれば、 さらに他社への尊重や思いやりの大切さに気付く機会になると思います。」

まだ高校3年生で、来年から大学生のお2人のコメント、非常に鋭いですね!

特に、「人とのつながりが少なくなっていっているものの、相手を尊重し思いやることは必要」の部分は、コロナ禍を高校生として過ごして、SDGsや多様性・包括性について学んできた立場ならではの経験や価値観が表れている コメントだと思います。

フードドライブは支援者と受益者のつながりを感じづらいから、自分達が子ども食堂を開催して直接の支援者となりたい!と 語ってくれたその想いにもつながりますね。

リレートの皆さんお疲れ様でした~!

他団体の進捗レポート

近畿大学食品ロス削減推進プロジェクト C.S.S

11月には東大阪市の環境部が開催した「HANAZONO EXPO」のSDGsウィークにて、親子でクイズに答えるスタンプラリーなどのブース出店をして、着々と食品ロス啓発活動に取り組んでいます。

あみさん

文房具ドライブを文化祭で実施したところ、保護者の人を中心にたくさんの方が寄付しに 来てくれました 。これから、子ども食堂や 難民系NGOに送る予定です。
また、フードドライブの支援先が見えるように、募った食品を実際に子ども食堂にて活用している様子を見ていただけるよう、インスタグラムで紹介する取り組みを計画中です。

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました!また来月の記事もお楽しみに!


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