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【親子で学ぶ】自宅で野菜を冷凍!?食品ロス削減のための「Webクッキング教室」イベントレポート
こんにちは、カボニュースタジオです。
今回は、「親と子の食育新聞」が主催するイベント「親子で学ぶWebクッキング教室」が、1月21日(土)に札幌に住む小学生親子を対象に開催。その模様をレポートします!
親と子の食育新聞とは?
本イベントには、札幌市内の小学校199校へ配布している「親と子の食育新聞」から申し込みいただき、抽選に当選した親子20組はライブ参加、抽選に漏れてしまった70組にはYouTubeでの配信にご参加いただくことに。応募数からも、多くの皆さまが「食品ロス削減」というアクションに注目していることが伝わりますね!
野菜を冷凍して食品ロスを減らす!Webクッキング教室スタート
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イベントの出演は、司会の𠮷川さんと料理研究家の舛田先生、NTTドコモの宮田さんの3名です。カボニューマークの入ったお揃いのグリーンのエプロンがとっても素敵ですね〜。
今回のクッキング教室では、私たちが健康に生きていく上で必要不可欠な「食」と切り離すことのできない「食品ロス」の問題がテーマに。なるべく残さず、無駄なく食べないと食品ロスを減らすことはできず、可燃ごみの運搬や焼却時に排出される温室効果ガスは増えていく一方に。この食品ロスを減らすための工夫を参加いただいた親子と一緒に考えようと、まず、𠮷川さんからは、「食品ロスとはどういうことか」「カーボンニュートラルとはなにか」についてのお話がありました。
――𠮷川さん
■食品ロスとは?
「食品ロス」は大きく2つに分けられます。
一つは、飲食の食べ残しや小売店の売れ残りなど、事業活動を伴って発生する「事業系食品ロス」。もう一つは、家庭での食べ残しや買ったが使わずに捨ててしまうような、各家庭から発生する「家庭系食品ロス」です。
この「食品ロス」は、農林水産省及び環境省「令和2年度推計」によると約522万トンとも言われており、国民1人あたりに換算すると"お茶碗約1杯分(約113g)の食べもの"が毎日捨てられている計算になるそうです。
参照サイト:消費者庁「食品ロスについて知る・学ぶ」より
■食品ロスの多い食材とは?
野菜です。なかでも、トマト、きゅうり、レタス、キャベツ、ネギなどが廃棄されやすい野菜の上位を占めています。
安売りをしていたからついたくさん買ってしまったり、同じものが冷蔵庫の中に入っているのを忘れてさらに買ってしまったりすることで、なかなか使われず、冷蔵庫の中で時間が経ち、いつの間にか品質が劣化し、廃棄せざるを得ないという状況になっているケースもあるようです。
そこで、今回のクッキング教室では、食品ロスを減らすために野菜を冷凍して無駄なく使えるレシピをご紹介したいと思います。
料理研究家の舛田先生から学ぶ!冷凍野菜のコツとは?
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冷凍野菜を作るときのポイントをご紹介します!
① 冷凍するときは洗ってからしっかり水分を取ってください
② 冷却効果を上げるために、平らに並べてから冷凍保存をするのがポイントです
③ どんな野菜でも冷凍できるので色々試してみてくださいね(一部下茹でが必要な野菜もあるので事前にチェックが必要です!)
冷凍野菜を作るときに覚えておきたいことは?
・冷凍した野菜は生野菜に比べて長く保存できますが、できれば早めに使用しましょう
・冷凍すると野菜の組織は壊れるので、生食のようなサラダには向きません!
・火の通りが早くなり、加熱料理の時短になるので忙しい時にも便利です!
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当日作ったものはこちらの2品!
レシピをご紹介します!
<トマトの卵スープ>
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材料(2人分)
・トマト 1個(今回は冷凍のトマトを使用)
・卵 1個
・水 300cc
・顆粒中華だし 大さじ1
・塩、コショウ 適量
・水溶き片栗粉 小さじ1を大さじ1の水で溶かす。
作り方
1. 冷凍したトマトは冷凍庫から出して10分ほど置き、流水をかけて皮をむきます。
2. ヘタを取り除き、ざく切りにします。
3. 卵はときほぐしておきます。
4. 水溶き片栗粉を用意しておきます。
5. 鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら顆粒中華だしを加え溶かします。
6. 3にトマトを入れ、再び沸騰したら弱火〜中火で軽く煮ます。
7. 塩で味を整えたら、水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけます。
8. とき卵をまわし入れ、仕上げにコショウをふって完成です。
いろどりもキレイになるので、お好みでパセリや青ネギをかけてもOK♪
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<ほうれん草の八宝菜風野菜炒め>
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材料(2人分)
・豚コマ切れ肉 60g
・白菜 外側2枚
・にんじん 1/3本
・しいたけ 2個
・ほうれん草
・ごま油 大さじ1と適量
・顆粒中華だし 大さじ1/2
・醤油 大さじ1/2
・オイスターソース 大さじ1/2
・コショウ 少々
・水溶き片栗粉 小さじ1を大さじ1の水で溶かす。
冷凍野菜作り方
・白菜は、3〜4cm幅のざく切りにします。
・にんじんは、皮をむかず縦に1cm幅に切り、それを2mmの薄切りにします。(短冊切り)
・しいたけは、洗わずに軸をとります。カサの部分と軸はそれぞれ2mm程度の薄切りにします。
・白菜、しいたけ、にんじんはまとめて冷凍保存袋に入れます。
・ほうれん草は、3〜4cm幅に切って冷凍保存袋に入れます。
ポイント)野菜の水気はしっかり拭き取ってから冷凍しましょう!
作り方
1. 豚コマ切れ肉は食べやすい大きさに切ります。
2. 冷凍庫から野菜を取り出します。
3. 水溶き片栗粉を用意します。
4. フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒めます。
5. お肉の色が変わったら、ほうれん草以外の野菜を凍ったまま加えます。
6. 火が通ってしんなりしたら調味料を加えさっくり混ぜあわせ、そこにほうれん草を加えてさっくり混ぜます。
7. 水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけます。コショウをふり、仕上げにごま油少々をたらしたら完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1675124937873-JWgqGkmBdW.png?width=1200)
季節にあわせて旬の野菜や、そのとき冷蔵庫に入っている野菜を入れてもいいかもしれませんね!
参加いただいた親子からの感想をご紹介!
【お父さん・お母さん】
・食品ロス、カーボンニュートラルの観点を大切にした親子クッキング教室に参加できて、とても勉強になったし、先生たちの明るい解説で親子ともに楽しい時間をすごせました!
・冷凍した野菜を上手に使って子どもがイキイキと取り組んでいたので、見ていて嬉しかったです。
・卵トマトスープを息子はとても気に入っておりました。パパにも褒められて自信を持ったようです。今後、自分でも作りたいと言っていたので楽しみです。
【お子さま】
・冷凍野菜をどんどん活用して、腐らせて捨てていたような野菜を減らそうと思いました。
・給食はおわかりをして残らないように食べています。でも周りの子は残しているので、クラス全体で残らないようにみんなで考えていきたいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1675125004974-WCkBKPKEUM.jpg?width=1200)
モニター越しに、参加してくださった親子の表情や手元をみて終始笑顔が絶えなかった、司会の𠮷川さん、料理研究家の舛田先生やNTTドコモ宮田さんからも一言いただきましょう。
――𠮷川さん
お子さまたちの反応がよく、一生懸命おうちの人と作っている様子がカメラ越しから伝わりました。また、理解しているときや待ってほしいときには、ジェスチャーしてくれたので、双方向でのやり取りがしやすく遠隔でもとっても一体感があって、すてきなクッキング教室になりました。
――舛田先生
事前に野菜を冷凍するときのコツをお知らせしていましたが、皆さん上手に準備が出来ていることがモニター越しでも伝わってきました。野菜を冷凍することで保存期間が延びるので、おうちの中での食品ロスを減らすために日常生活でも取り組んでほしいと思います。
――宮田さん
お子さまが参加しているので退屈しないような工夫として、「参加者へ調理の進捗状況を呼び掛ける」「舛田先生と掛け合いながら進める」などを楽しいコミュニケーションを意識するように心がけました!皆さんのお料理がとっても美味しそうで、本当によかったです。
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みんな笑顔で、楽しく環境のことを考えることができる素敵なイベントでしたね!
家庭での食品ロスを減らすためには、一人ひとりが日々の中で意識して実行することが大切です。今回は冷凍野菜をつかって食品ロスの削減を考えるクッキング教室でしたが、参加いただいた皆さまにとって、「どのような行動がカーボンニュートラルにつながるのか」を考えるきっかけになってほしいと思います。
他にも、こんなイベントがあるからカボニュースタジオに来てほしい!カボニューでぜひ取り上げてほしいなど!環境にちょっといいイベントや企画があれば、メッセージをください!
では、また、カボニューなイベントでお会いしましょう。