アースデイ東京ユース代表の1年間の振り返り【アースデイ東京ユース連載 #11】
皆さんこんにちは!
アースデイ東京ユース代表の辻田創です!
早いもので、カボニューでアースデイ東京ユースの食アクションの連載を始めて、1年が経過しようとしています。今回は、1年間の連載を通して、僕自身が感じたことや考えたことについてお話したいと思います。
1年間の「フードドライブ」を振り返って
本企画では、「フードロス」という、食べられるのに廃棄されてしまう食品を減らし、食の供給の格差を是正するために、家庭やオフィスで余った食品を寄付する「フードドライブ」などの食のアクションを、学生が自ら実施し、発信してきました。
参加してくれたのは、全国の高校生や大学生から、この5組。
・近畿大学食品ロス削減推進プロジェクト C.S.Sさん (記事はこちら)
・高校生ボランティア団体 リレートさん (記事はこちら)
・高校生団体EarthteenageR(its)s あみさん (記事はこちら)
・岩手県の大学生 しゅりさん (前編はこちら / 後編はこちら)
・富山県の高校生 たくと君 (記事はこちら)
私が皆さんを取材させていただいて感じたことは、この2つでした。
①食のアクションはさまざまなかたちでできる
②誰でも始められるし、関わることができる
① 食アクションの多様性
全体を通してみると、C.S.Sさんのイベントで規格外野菜を販売することから始まり、たくと君や高校生団体リレートさんが開催した子ども食堂、しゅりさんが行ったパントリーでのボランティア、EarthteenageR(its)sあみさんの食材を使い切るレシピの考案と発信など、食品ロスを削減する直接的なアプローチを自ら行うだけでなく、SNS発信やボランティア参加など周りを巻き込みながら取り組んでいくかたちもあることが分かりました。
フードドライブを行うことも立派なアクションですし、そのアクションを広めたり、お手伝いをしたりすることも、食の問題に貢献していると言えます。自分ひとりで完結する方法か、他者と連携する方法、そしてそれを直接行うか間接的に行うかなど、さまざまな切り口で考えると、より「食」が抱えている問題に対してのアプローチが多様なことがわかります。
そういった意味で、食アクションに限らず、何か地球のために行動することは、とても創造的なことなのかもと思いました。
② 誰でも始められるし、関われる
フードドライブやSNS発信、ボランティアへの参加には、なにか特別な資格や業務経験が必要ということはありません。誰でも、いつでも、どこでも、どんなかたちでも関わることができます。そして、どんなかたちであったとしても、自分のためだけでなく、必ずその先にいる食料受給者、社会、地球環境に貢献することができます。
例えば、高校生ボランティア団体のリレートさんや岩手県の大学生しゅりさん、EarthteenageR(its)sのあみさんは、カボニューのこの連載企画に参加したことがきっかけで、人生で初めてフードドライブを自ら実施したそう。
そこから、各々で子ども食堂のボランティアに参加したり、エコなレシピを考案して発信したり、友達をフードドライブに誘ってみたりと活動の幅が広がっていきました。
何事も遅すぎることはありません。
私たちの行動を必要としている人や動植物は日本だけでなく、世界中にたくさんいるので、それぞれがやりやすい方法でアクションを増やしていくことが大切なのではないかと思っています!
最後に、その新しいアクションを生み出していくために、1日の時間の使い方について少し考えてみたいと思います。
1日の時間の使い方=人生のポートフォリオ
僕が大切にしている考え方が、「1日の時間の使い方=人生のポートフォリオ」というもの。
過去の自分がどんなことに時間を費やしてきたかによって、今の自分が創られているということです。
皆さんにはぜひ、「1日の中で、カボニューな時間(地球環境に配慮した時間)を増やす」ということを、少し意識してみていただけたらうれしいなと思っています。
フードドライブをするもよし、SNSで情報を発信するもよし、ボランティアに参加するもよし、食材を使い切ることを意識して料理をするもよし。
自分が今、何にどれくらいの時間を割いているかをまず振り返り、理想の自分に近づくためにどんな時間の使い方をすればよいかを、まず考えてみてください。
そうすると、日々の暮らしの中で、ここに「カボニューな時間(地球環境に配慮した時間)」を入れてみよう!などと、意識しやすくなるのではないでしょうか。
長くなりましたが、以上でまとめとさせていただきます!
それでは皆さんが本日も、良い1日を過ごせますように!良いカボニュー時間をお過ごしください!